何を考えてたか忘れる。(物理学会@熊本)
最近、ブログを書いてない。
気がついたら、告知と報告だけ。
忙しいこともあるけど、なんとなく書くことに慎重になってしまった。書くことに時間がとられるのが嫌だったりする。
思いつきで書くと間違ったことを書く可能性が高いんで下書きに保存したりするんだけど、下書きって、しばらく経つと書く直す気が失せる。
ブログってもともと備忘録が始まりだったのだから、気楽にやれば良いんだよね。てなことで原点回帰。
物理学会(2009年9月25日(金)〜9月28日(月)@熊本大学)に行ってきた。
発表しなかったので、他の人の講演を聞いてまわった。
9月25日 午前中 量子情報のセッションを聞く。
量子情報は東工大の細谷研のセミナーを聞いてたので分かるようになってきた。
しかし学会は面白くなかったので、午前中で帰ってしまった。NIIでのワークショップの時は面白かったし、東工大であった若手のワークショップも面白かった。
時間が短かったのが面白くなかった原因か?
9月26日 午前、午後 領域11
午前中は、第一原理計算がどうのこうのって話。
昼は、科学戦略の偉い人がきて、スーパーコンピュータの話とその物理の応用研究についての話。 コンピュータを深いレベルで扱える人材が圧倒的に不足しているとのこと。
学生がシュミレーションをやってる研究室が沢山あるのに人材不足ってことは無いだろうって質問をしていた。
偉い人曰く、シュミレーションのノウハウが個々に分散していて、体系的になっていないとか、アーキテクトを理解してプログラムを書ける人がいないとか。
若手のキャリアパスを考えて育てていくことが大切と言っていた。
電子立国日本は過去の話なのかなと思って聞いてた。
小さな双極子を沢山入れた系には双極子関には距離の逆二乗の力が働くとか
(幅広いレンジで働く力の対数をとって、その傾きを見たら、距離の逆n乗から逆二乗への力に変わっていくのではないかと思ったけど、どうなんだろう。)
この分野は難しいよね。
27日 午後から 量子流体について
いつも思うのだが、量子流体を扱うときに位相のポテンシャルをとって流れ場を記述することにどれほどの意味があるか不明。(このやり方だと、明らかに速度場の記述は限定的なものになる。その制限が量子力学からくるなにかの制限と一致していれば良いけど、あまり深いところで詰めてる人はいないような気がする。)
28日 午前午後 流体力学
吉田善章先生の流れ場の表現についての講演が面白かった。