2008-01-01から1年間の記事一覧

頭の良い人 悪い人

最近、めっきり日記を書かなくなってしまった。本当は書きたいネタがいっぱいあるのだけれど、研究の方が忙しくてブログを書く暇がなくなってしまった。何時書くか分からないけど、書きたいネタは、量子系における環境とシステムの分離について。ネーターの…

フェーザ法について

電気回路でよくやるフェーザ法について。フェーザ法は電気回路を解析する上では有効な方法だ。この数学的な背景を説明しようと思う。簡単なことだけど、学部生に説明する機会があったので、せっかくなのでここにメモ。これは過去に書いたエントリーの続き。…

ubuntu(失敗)

PC

無駄に1Tのハードディスクを買ってしまったので、これを機会に家で使っているパソコンをUbuntuにしようかと思ったけど、マザーボードが逝かれていてダメだった。ということで、新しいハードディスクをNTFSでフォーマットして使うことにした。今使ってるパ…

lyxについて

PC

今までは、texで文章を書くときは秀丸+祝鳥でやっていた。補間機能とかあって、texを書くには便利だったのだが、数式が見にくくてしんどかった。dual displayにして、コンパイルを細かく行いながら文章を書いていたのだが、それでも不便だった。ホームペー…

非平衡統計力学の摂動展開に対する疑問。

文化祭とやらがあって大学はしばらくお休み。学部の授業の手伝いとかしなくてすむから、ゆったりと時間がとれる。で、研究をしていた。自分の研究では熱力学的な考察と相対性理論だけで統計力学を使っていないのだけれど、非平衡系の研究の統計力学的なアプ…

流体の本など

ラム:流体力学1 2 3 HydrodynamicsH Bateman:Partial Differential Equations大矢正則、小嶋泉 量子情報と進化の力学―研究最前線 (数理情報科学シリーズ)

遠山啓

数学入門〈上〉 (岩波新書) 数学入門 下 岩波新書 青版 396 無限と連続―現代数学の展望 (岩波新書 青版 96) 遠山啓

数学入門(代数)

遠山啓の数学入門〈上〉 (岩波新書)、数学入門 下 岩波新書 青版 396 「代数ーずるい算数」の項最初に読んだのは多分高校生の頃。次に読んだのは、学部2年生の時に駅前の本屋で見つけて、購入した時。ちょっと気になったので、メモ。旅人(湯川秀樹) 代数も好…

赤壁

レッドクリフを見てきた。まぁまぁ面白いかな。第二部に期待。

ジュンク堂

池袋のジュンク堂に行ってきた。一冊だけ買うつもりだったけど、復刊が出ていて思わず衝動買い。 ヒルベルト空間と量子力学 新井朝雄 復刊(衝動買い) 多様体 服部晶夫 一般相対性理論 内山龍雄 ノーベル賞(ミーハー的に) 消えた反物質 小林誠 現代の物質観と…

流体力学の変分法

物理の基礎理論の多く特に素粒子の分野では、変分法を用いて解析される。変分法自体は100年以上の歴史をもっていて、相対論、量子論以前の古典物理学においては、一応完成されている。僕は変分法について何度かエントリーを書いてるが、変分法自体に何か物理…

エントロピーの階層性

いや、あんんまり意見がまとまってないんだけど、気になったから書こう。量子情報と進化の力学 / 大矢雅則, 小嶋泉編著で大矢さんの書いた部分でこんなことが書いてある。p37 物理学ほど秩序とか混沌さ、不確定さとかいう概念と長くつき合っている学問はない…

古文書

過去の論文を調べて、自分の主張とかぶっているものがないのかを調べているのですが、面白いことがわかりました。流体の変分方について、20世紀初頭にある程度分かっていることが、1960年を境にすっかり忘れ去られているのです。戦争で基礎物理がないがしろ…

やるきがでてきた。

大学が始まってから何かと雑用が多くていらいらしていたけど、雑用が一通りすんで余裕がでてきた。研究を再開するぞ。論文を出すのに過去の論文をsurveyしてたけど、被っている内容はないみたいだし、今回提案した流体力学における変分原理の方法は、それな…

夏休みの読書

読んだ。不可逆過程の熱力学入門 / 一柳正和著不可逆過程の物理 / 一柳正和著 フーリエ解析の展望 / 岡本清郷著現代統計物理 上下/ L.E.Reichl著 ; 鈴木増雄監訳量子暗号と量子テレポーテーション : 新たな情報通信プロトコル / 大矢雅則, 渡邉昇著山月記・…

フーリエ変換

今日はサッカーと英会話をした。あと、髪を切った。あと、ゲーセンとカラオケ。餃子とラーメンもたべたかな。遊びすぎたあと、少しはべんきょうしなくちゃと思いながら、眠い頭で高速でタイプしている。ネタ元は「谷島賢治 物理数学入門」フーリエ変換、最近…

量子テレポーテーションにまつわる妄想 大号尊者

量子テレポーテーションというものがある。これは突き詰めるところ、量子状態(情報)をベル状態にある粒子のペアを使って他の場所にところに送ることに他ならない。通常、情報をコピーしてもオリジナルには影響は全くない*1のだが、量子テレポーテーションを…

Ubuntu+Perl+CaboCha

日本語係り受け解析や形態素解析などテキスト処理をする際には、windows xp+Java+cabochaの組み合わせよりもlinux+perl+cabochaの方が勝っていると思っている。僕はlinux上でのプログラム経験しかない*1。それも3年前からまったく触ってないし、すべてinterp…

AD DA変換 サンプリング定理

大学が始まって忙しくなってきた。さて、信号処理で、AD DA変換というものがある。フーリエ変換をしているにすぎないのだけれど、このフーリエ変換とやらを工学系の教科書で読んでみると、あまり自分の求めている解説になっていないので、自分用に解説を書い…

物理学会

9月23日に岩手の学会でポスター発表しました。前日まで手直しをしていましたが、なんとか間に合いました。 完全流体の力学におけるLagrange的LagrangianとEuler的Lagrangian 慶大理工 深川宏樹,藤谷洋平 http://w4.gakkai-web.net/jps_search/2008au/11.html…

道具をつくりたい。

人生の節目で鮮明に思い出せるシーンがある。ひとつめは、15歳の高校受験前の日だ。 「明日、高校を受験するんだ。そして、そこからが学問への一歩になるんだ。」 と思った。高校は合格したけど、合格日に宿題の山を渡され、その中にサホド興味がなかった百…

月下の棋士

最近は論文を書いているのでこちらに物理ネタを書く余裕がないです。「月下の棋士」がおもしろいと言ったら、弟が買ってきてくれました。これは、悪魔の誘いか。才能が集まる中で自らの才能を問い苦悩する奨励会員の姿にシンパシーを感じてしまいます。夢を…

論文執筆中

どこかに投稿しようと思って、今日から論文を執筆中。 論文って、短ければ短いほど良いような気がする。少ない言葉で語れるのは核心をついている証拠。なんども言うけど、ポントリャーギンの「やさしい微積分 (ちくま学芸文庫 ホ 13-1 Math&Science)」はすご…

リーマン多様体上の積分について

車のタイヤがパンクした。タイヤの横を縁石でかすったらあっけなくパンク。だいぶ磨り減って、そろそろ交換しないといけなかったので、まぁいいか。ホッジ作用素とはなんたるかを語ろうと思って、だらだら続いているエントリーだけど、しばらく続きそう。こ…

論文管理ソフト

論文管理に良いと教わったソフトのメモEndNote。 http://www.usaco.co.jp/products/isi_rs/beginner.htmlフリーのソフトたち http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/?BibTeX%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%83%84%E3%83%BC%E3%83%ABJabRefが良いらしい。Zotero…

スカイクロラ

スカイクロラを見に行った。押井守はすごい。戦闘機の戦闘シーンだけを楽しめればいいやと見に行ったのだけれど、ストーリーに魅せられた。ネタばれありなんで、読む人は反転させてください。主人公達は永遠に子供で、戦闘で死ぬたびに生まれ変わり、また戦…

筑摩学芸文庫

筑摩学芸文庫 やさしい微積分 (ちくま学芸文庫 ホ 13-1 Math&Science) L.S. ポントリャーギン 位相のこころ (ちくま学芸文庫) 森毅 現代の古典解析―微積分基礎課程 (ちくま学芸文庫) 森毅 トポロジー―基礎と方法 (ちくま学芸文庫) 野口 寛ブルーバックス 心…

やさしい微積分

「やさしい微積分 (ちくま学芸文庫 ホ 13-1 Math&Science)」 ポントリャーギン 全盲のロシア人数学者にポントリャーギンがいるけど、彼が高校生向けに書いた微分積分の教科書「やさしい微積分 (ちくま学芸文庫 ホ 13-1 Math&Science)」が筑摩学芸文庫から100…

伊藤清

伊藤清の本が復刊されてたので思わず衝動買い。伊藤清 確率論 確率過程 確率論の基礎古田幹雄 指数定理レオン レダーマン 対称性

dxとは?

昨日、布団の上に牛乳1㍑こぼしてしまい、今日は晴れてたので、布団を洗うことにした。そういえば、上京してから布団なんぞあらったことがなかった。お風呂を塩素系洗剤とアルカリ性洗剤を使って掃除した。塩素系洗剤でカビを一掃したあと、湯垢をアルカリ洗…