物理

物理と幾何の研究会@九大、開催決定

今年もやります。物理と幾何の研究会@九大、開催決定 2017/11/18 (土) 09:00 ~ 2017/11/19 (日) 17:00 量子と古典の物理と幾何@九大 2017/11/18 (土) 〜20(月) : ATND

変分原理による非一様温度場中の界面のある散逸流体の定式化

セミナーやります。>現象数理セミナー第86回現象数理セミナー 日時:11月19日(木)15:30-17:00 場所: C512室(九州大学伊都キャンパス・ウエスト1号館) (終了後に地下鉄沿線にて懇親会を開催します)講演者:深川宏樹 九州大学大学院工学研究院機械工学…

物理と幾何の研究会

4月24日~25日@名古屋大学 https://atnd.org/events/62869二日間に渡って、物理と幾何に関連して討論を行います。 日程は今のところ仮です。詳しい内容は決まりしだい追加します。参加予定者中村匡(福井県立大) http://mira.bio.fpu.ac.jp/tadas/ 谷村省吾…

非一様温度場における散逸流体の変分原理のセミナー@慶應大学 12月19、22日

12月19日(金)と22日(月)に慶應の矢上キャンパスで話をします。19日は他の人も話をします。詳細は後ほどに。2014年度矢上流体物理workshop 場所 慶應義塾大学理工学部物理情報工学科会議室12月19日(金)予定変更になりました。 14:40-16:10 神部勉氏 流れ場と…

非一様な温度場での変分原

非一様な温度場での変分原理の論文を書きました。 http://arxiv.org/abs/1411.6760論文概要は、以下のとおりです。 物理法則は保存則とセットですが、ネータの定理を使えば対称性の議論になるので、保存則と矛盾しない運動方程式を導出する助けになります。 …

乱流

乱流の発生ファイルのダウンロード(認証なし)|一般社団法人 日本流体力学会 これに対して乱流の場合、どの方程式をどう解けば良いのかが問題であった。これに対して、一般的に二通りの考え方があった。一つは、乱流といえども流体の運動なので、流体の運…

Haskellで拡散方程式を書いてみた。その二

拡散方程式をHaskellで書いてみた。拡散方程式の陽解法にあるCのプログラムをHaskellに書き直した。diffusion.hs import qualified Data.Vector.Unboxed as D nmax :: Double nmax = 200 dt :: Double dt = 1.0 / 100000.0 dx :: Double dx = 1.0 / nmax a :…

Haskellで拡散方程式を書いてみた。その一

拡散方程式をHaskellで書いてみた。拡散方程式の陽解法にあるCのプログラムをHaskellに書き直した。diffusion.hs nmax :: Double nmax = 20 n :: Integer n = 20000 dt = 1.0 / 10000.0 dx = 1.0 / nmax a = dt / dx / dx -- initial data u_init = [2.0 * (…

飛行機がなぜ空を飛べるのか。空気の流れを下向きにするから。

一番シンプルで本質的な回答は、運動量保存則で説明することだと思う。つまり、空気の流れを下向きにするから。 スプーンの背を蛇口からの水流に触れさせると吸い込まれる。これは水流がスプーンの背に沿って変化し流れを曲げるから。その結果、水の運動量が…

ネータの定理について 受動的、能動的変換

一般的には、次のように説明される。 物理法則が時間によらず同じだったら、エネルギー保存、 物理法則がどの場所でも同じだったら、運動量保存、 がそれぞれ導かれる まあ、そういうことなんだけど、物理、数学としてやるためには、言葉をもっと厳密に定義…

金平糖、対称性の自発的な破れ

金平糖の話は、「対称性の自発的な破れ」について言及した文章ではないだろうか。南部先生よりも早いかな? 物理学では、すべての方向が均等な可能性をもっていると考えられる場合には、対称シンメトリーの考えからすべての方面に同一の数量を付与するを常と…

スパコンについて

アメリカのスパコンの政策 国費の無駄遣いスパコン「京」を再検証する スパコン支援について次の方向性が示されていると言う。コンピュータ・ベンダーによる商用ハードウェアの開発や「産業界の活性化」を目的とした機器購入に対する出資は、HPCCからは直接…

ラグランジアンvsハミルトニアン 時間軸は特別な存在か?

相対論は時間軸と空間を分離しない構造になっている。相対論では時間も空間も多様体上に局所的に与えた座標軸にすぎない。非相対論では時間軸は空間軸と明確な区別がされているけど、相対論ではそれをなくしてしまっている。ラグランジアンは時空上ののスカ…

光速を超える計算速度

数値計算をmany coreの計算機で行うと、ほとんどの数値計算では、演算器の計算速度に対して、メモリからのデータ転送が追いつかずに計算資源が無駄になる。僕はこの手の問題の解決の一つに、解く方程式系を相対論化するというのがあると思う。相対論の重要な…

ゆらぎについて、気になること

昔、物理学会の乱流のセッションで、ある人が「乱流の理論は30年間全く進んでない」と言って場内をざわつかせたことがあった。意味のあることをするのは分野によってはかなり難しい。ここしばらく、量子力学の不確定性原理が数学的にはフーリエ変換の不確定…

第三回 物理と情報と幾何のインフォーマルかもな勉強会@スマートニュース株式会社のまとめ

第三回 物理と情報と幾何のインフォーマルかもな勉強会@スマートニュース株式会社 : ATNDをやりました。発表者の方から資料を頂きましたので、資料を置きますね。西尾さん@smartnewsのレポート「建築とコンピュータ・グラフィクスにおける力学と幾何学のちょ…

第三回 物理と情報と幾何のインフォーマルかもな勉強会@スマートニュース株式会社

巡り会ったときのケミカルな予感!!今年もやります。 登録はアテンドで!! http://atnd.org/events/42643 日時 :2013/10/13 10:00 to 20:00 定員 :30 人 会場 :渋谷 スマートニュース株式会社 飲み会もあるよ。登録してね。 http://atnd.org/events/44084…

相対論的ナビエ・ストークス

広大なネットを徘徊していたら、 A covariant action principle for dissipative fluid dynamics: From formalism to fundamental physics http://arxiv.org/pdf/1306.3345v1.pdf なる論文を見つけた。これは自分がやりたいと思っていた研究だ。ちなみに僕が…

流体力学における変分原理の改良

博士論文を書きました。 リンク先 慶應義塾大学博士論文 理工学メディアセンターニュース No.105流体力学における変分原理の改良 実現される運動は作用積分を最小にする.これは変分原理と呼ばれ,物理学全般における指導原理の一つとして考えられている.この…

公聴会「流体力学における変分原理の改良」

公聴会をやります。題目 流体力学における変分原理の改良2012年10月5日(金) 14時45分から 慶應義塾大学 矢上キャンパス 物理学科輪講会議室(22-108)内容は京都で発表したこととほぼ同じ 複雑流体の変分原理 - hiroki_fの日記ただ、京都での7月18…

複雑流体の変分原理

京都大学の「ソフトマターの非平衡ダイナミクスに関する国際研究ネットワーク」 でセミナーをすることになりました。日本語が分からない人がいた場合、英語で話をすると思います。ソフトマターと情報に関する非平衡ダイナミクス第29回拠点形成コロキウム T…

エントロピーとは何か?熱力学的量のサイズ依存性について

量子力学の考え方で最近面白いなと思ったことに、 「何を測定するのか、何が測定できるのかを決めないと状態(純粋状態か混合状態)について語れない」 がある。これって、量子力学に限った話なのであろうか?僕がなんとなく思っていることの一つに、物理学は …

告知:第二回。幾何と物理の超informalな勉強会

超インフォーマルだけどやります。気楽に議論に参加しにきてください。参加お待ちしてます。 飲み会もやりますよ。http://atnd.org/events/22612 日時 : 2012/03/31 11:00 to 17:00定員 : 20 人会場 : 慶應義塾大学 矢上キャンパス (神奈川県横浜市港北区日…

バイオリンの音色について

こんな記事を見つけた。 バイオリン名器の音色、現代モノと大差なし?ワシントン=山田哲朗】何億円もすることで有名なバイオリンの名器「ストラディバリウス」や「ガルネリ」は、現代のバイオリンと大差ないとする意外な実験結果を仏パリ大学の研究者らが3…

期待値0の賭け事で勝つ方法

ゼロサムゲームで絶対勝てる方法があれば、こんな良いことはない。 いつのときか忘れたのだけど京都での研究会である大御所の統計物理学者が、 「ゼロサムの賭け事があったらやるべきかやらないべきか?」 という問題を出した。 彼はこう答えた。 「期待値0…

オンサーガーの仮定について

ちょっと思ったことをメモがわりにつらつらと述べようかと思う。オンサーガーの相反定理(1931年)というものがある。オンサーガーはこれでノーベル賞をとったし、相反定理はそれに値するすばらしい業績なのだが議論の展開に少し気になるところがある。オンサ…

博士論文の要旨

こんな感じにした。本文はまだない。題 流体力学における変分原理の改良 解析力学や場の理論では系の運動方程式は、作用と呼ばれる汎関数を最小にする変分原理で定まる。同じように流体においても、運動方程式を変分原理によって求めることが試みられてきた…

発表歴

とりあえず発表歴のメモ(3) 国際会議における発表 【査読なし】 3-1) ○Hiroki Fukagawa, Youhei Fujitani, 「Variational principles for perfect and viscous fluids」,『8th Liquid Matter Conference』, Wein, Austria, September, 20113-2) ○Hiroki Fuk…

散逸流体の変分原理

論文を改訂しました。前回から7ヶ月。ちょっと時間がかかりすぎた感がありますが、応用(粘弾性流体、二成分混合流体)や、散逸系でのネーターの定理の話など、それなりにボリュームアップしています。理論のエッセンスは、3.1節のSimple Dissipative Systemに…

11月の予定

11/12 土曜 関東ソフトマター研究会@東大 ポスター 散逸系の運動方程式の変分原理による導出11/21 月曜 多自由度コロキウム@名古屋大 講演 散逸関数と内部エネルギーからの変分原理による流体の運動方程式の導出 要旨 流体の内部エネルギーと散逸関数が与…