2011年夏の参加予定学会

今年は発表できる内容がそろってきたので、いろいろな研究集会に参加しようと思う。粘性流体の変分原理。応用も広い。変分原理からナビエストークスや二流体モデルを導出できる。既存の変分原理だとレイリーヤンやオンサーガーの変分原理があるけど、それだと移流項が出てこない。僕の提案する変分原理だとそういうものも出てくる。二流体モデルだとノントリビアな項が出て面白い結論が出た。

変分原理という僕の研究テーマについては一区切りが着いたと思う。内部エネルギーと散逸関数さえ与えられれば、運動方程式が系統的に得られるので、応用をこれからいろいろ考える感じになる。応用の一つの二流体モデルについては、もうやってしまったので、相対論流体の運動方程式を富山までに出せたらよいかなと思う。数値計算にも使えると個人的には思っているので、そういう方向でも研究が進められたらと思う。

参加予定学会
7月
20〜22日@京都大RIMS「オイラー方程式の数理:カルマン渦列と非定常渦運動100年」
RIMS共同研究「オイラー方程式の数理:カルマン渦列と非定常渦運動100年」
散逸関数を使った粘性流体の変分原理 20日口頭発表

8月
3〜5日@キャンパスプラザ京都 「第1回ソフトマター研究会」
ソフトマター研究会
変分原理による散逸系の運動方程式の導出 ポスター発表

18〜20日@京都大 「非平衡系の物理 -ミクロとマクロの架け橋」
非平衡系の物理
内部エネルギーと散逸関数を使った変分原理による粘性流体の運動方程式の導出 ポスター発表

9月
5日〜10日@ウィーン 「8th Liquid Matter Conference 2011」
8th Liquid Matter Conference 2011 » Program
Variational principles for perfect and viscous fluids ポスター発表

21日〜24日@富山大学 「2011年 秋季大会」
領域11
非ホロノミックな拘束条件を課した変分原理によるナビエ・ストークス方程式の導出 23日口頭発表 GS会場 23aGS 10:45〜12:30