マトリックスの住人
論理学にはまっている。
議論の展開をみていると、文章の集合を考えて、それを分解して原子命題(公理)まで還元できるかという話に落ちている。
「これって、集合論より圏論のほうが見通しがいいじゃないかなぁ。」と思っていると、やはりあった。
「圏論による論理学」 清水 義夫
これはおもしろそうだ。
自分は自然の階層構造が知りたいんだと思う。
自分は何処の階層の住人かを。
観測される現象と認識にはどのような相関があるのか。
映画のマトリックスの住人は自分は現実の世界に生きていると思っている。
実際にはコンピューターの中の世界にいる。知覚したり認識できるのは同じ圏に属してるものだけで、それ以上のものは存在すら認識することができないのだと思う。
コンピューターと現実世界を分けるものは乱数の存在だと思う。コンピューターでは乱数はつくれない。じゃあ、乱数が作れたら、現実世界と等価になるのかは、よくわからない。もしかしたら、そうなのかもしれない。
世界は自分の精神の写しとか言っちゃたりすると変ですか?
自分を構成している物質の自身に作用している物理法則までしか、世界として認識できない。
そんな気がしている今日このごろです。