ゴミの分別は無意味

何気なくテレビをつけてたら、たけしのニッポンのミカタ!「ゴミ大国ニッポン!列島がごみで埋まる日」で、

「ゴミの分別は無意味」ってことをやっていた。
「ゴミの分別は無意味とのこと」エネルギーの収支を考えてエコを考えるとのこと。


コストをかけてゴミ分別なんて馬鹿らしい。エコはやってみて補助金なしで金銭的に得するようでなくてはインチキだ。

プラスチッックのゴミ分別なんて、あほくさい。
ゴミから燃料をつくる?そのまま燃やせば?




昔のmixi日記

バイオ燃料について思うこと。
2007年06月05日

最近、マスメディアで取り上げられることの多いバイオ燃料だが、かなりうさんくさい。これで環境問題解決とか二酸化炭素の排出が抑えられるとか、間抜けなことばかりを言っている。

最近、NHKのサイエンスアイ?でバイオ燃料を取り上げていたのだが、世論と変わらない間抜けな論調(エネルギー問題解決、環境にやさしい)に驚愕した。NHKの教育番組はそこそこ質がいいと思っていたのだが、これはひどい!酷すぎる。

燃料問題を考える時の重要なポイントは、投資するエネルギーに対して得られる得られるエネルギーがどれくらいあるってことなのに、その視点がまったくない。

でもセルロースを分解するとかの技術の話は少し面白かった。

葉緑素を抽出して太陽電池を作ったっという何処かの大学の先生の話はうさんくさかった。あとはだいたいそんな感じで間抜けな内容だった。

バイオ燃料はエネルギーの収支が合わないので、最初から構想が破綻している。単なる足し算と引き算の議論なのに、そのことについて論じた報道がマスメディアから一切伝わってこないのには驚く。

ちょっと前に教育問題を扱ったテレビ番組で石原と久米ひろしが喧嘩していた時に久米が面白いことを言った。

「マスメディアも政治家も国民のレベルの映しで、国民のレベルを超えてそれらが存在することない。」

みたいなことを言った。これは石原に対して皮肉った表現だけど、その言葉はそのまま久米にも当てはまるので諸刃の剣だ。

とにかく、最近のバイオ燃料にまつわる報道でマスメディアのレベルの低さに辟易した。

すごい昔の話だけど、小学6年生の時に夏休みの理科研究の内容が、光合成の太陽エネルギーの変換効率だった。
どうやって計算したかというと、太陽の分あたりの熱量を測って、水草の発生した酸素を集めて、そこから生産されたデンプンの量を計算して、それから蓄えられた化学エネルギーを計算した。だいたい3%くらいだった。植物は体を維持するのに植物自体がエネルギーを使うのでさらに蓄えられるエネルギーは少なくなる。太陽電池が15%なので思ったより悪い。とにかく小学生の最後の夏休みにバイオ燃料はありえんと思った。

バイオエタノールはさらにありえないよ。

だって、工場にトウモロコシを運んだ段階でエネルギー効率が1%以下で、更に醗酵させるとさらにエネルギーが消費され、エタノールになるエネルギーって、もう微々たるもんじゃない。食い物は食う為にあるんだよ。エネルギー源になりえるわけないじゃん。

太陽光はエネルギー密度が低いから、自然エネルギーとしては相当うまくやらないと利用しにくい。まだ風力の方がコストが合うような気がする。

それにしても、なぜバイオ燃料が流行ってるんだろうと思うと、結局アメリカの穀物メジャー先物投資信託のロビとがブッシュ政権の政治戦略と合ったからだと思う。だから、ゴアさんもうさんくさい。「不都合な真実」読んでないけど、バイオ燃料について肯定的な話があれば、この人も他の人と変わらない政治屋さんなんだろうね。

以下の文章を発見した。

http://takedanet.com/2007/04/post_5c5d.html

http://takedanet.com/2007/05/post_a50e.html

ミクシーの日記にも同じことを書いてる人もいるから、なんとなく思ってる人もいると思うんだけど、分かりやすく適切にまとめてある↑は貴重だと思う。

追記:横浜市が環境行政を言い出して、ゴミの分別が厳しくなった。で、横浜市の広報をみると「回収したプラスチックはベンチなどに再利用してます。」と書いてあった。それだけ?どんだけ?

分別してみると分かるのだが、プラスチックのゴミは意外と多くでる。しかも洗えときた。

プラスチックを溶かしてプラスチックを再生すると必ず質が落ちて、しかも蒸留とかゴミを取り除くコストがかかる。

いっそのこと、プラスチックのゴミは無理に再利用など考えないで、燃やして発電に使うなどが一番良い方法じゃないのかなと思う。

エコってなんなのさぁ。分別やめて、全部燃えるゴミで出しとこうかな。


↓そんなのもっと早く言えよ。でも、なんか微妙だな?


バイオ燃料は万能じゃない=スイスの研究所がブームに警鐘
(時事通信社 - 06月04日 09:04)

 【ジュネーブ4日時事】「バイオ燃料は必ずしも環境に優しいわけではない」−。スイスの連邦材料試験研究所(EMPA)の研究チームは5月下旬に公表した報告書で、地球環境問題への対応で期待が高まっているバイオ燃料の安易な利用促進にこう警鐘を鳴らした。

 研究チームは、バイオエタノールバイオディーゼルなどの燃料に関して、原材料となる植物向け農地の開発、原材料から燃料の精製に至る工程などを生態学の見地から検証した。

 報告書は、ガソリンやディーゼル燃料と比べバイオ燃料は、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量を3分の1以上削減することができるものの、「農地の開発やトウモロコシ、大豆といった原材料の加工過程は、環境に深刻な影響をもたらす」と分析。農地への過度な肥料の使用や土壌の酸化、農地開拓のための熱帯雨林の伐採を通じた生物多様性の喪失などの影響を考慮すると、「生物学的に優しい燃料とは言えない」との見解を示した。