椎名林檎
本能を歌っていた。
椎名林檎は高校生の時に好きだった。
そんな中「本能」での看護婦のコスプレは彼女らしくなかった。
コスプレは彼女らしくなかったけど、曲は好きだった。
トップランナーではその時のことが語られていた。
ライブに看護婦のコスプレをしたファンが沢山いるのを見て、虚像(尾ひれ)の方が彼女自身より大きくなってしまったのを感じたそうだ。
当時の彼女の雰囲気は商業的な戦略によってイメージつけられていたのだと思う。
イメージを作って知ってもらうことは名刺だと思っていたけど、このままでは名刺だけになってしまうと感じたそうだ。
東京事変のほうは、比較的、彼女の考えるようにやっているようだ。
ファンに大事にしている言葉ってなんですか?と聞かれて、
「実直」
と答えた。
シンプルでいいよね。みたいなことを言っていた。
尊敬できる人はみんな実直だとか言っていた。
ずるく計算するより、実直であるほうが、急がば回れじゃないけど、結局は早いとか言っていた。
林檎いいねー。最近、また好きになった。
今年でデビュー10周年のカリスマ女性シンガー・ソングライター、椎名林檎(29)が14日放送のNHK「トップランナー」(深夜0時10分)に出演。過激で、妖しい音楽スタイルからは想像できない素顔を披露する。
NHKは昨年3月、林檎がオーケストラやビッグバンドをバックに録音したアルバム「平成風俗」を実演した特別番組「椎名林檎お宝ショウ@NHK」を放送。その縁で、「トップランナー」出演が実現した。
旧漢字や古風な仮名遣いを多用する独特の歌詞、ナース服のコスプレといった衝撃的なスタイルでブレークし、日本のJ−POP界を震撼させた林檎。
音楽メディア以外にあまり登場しないため、ミステリアスなイメージがあるが、自身も林檎のファンという岡本朋子ディレクター(35)は「本当にかわいらしく、常識的で折り目正しい人」と評する。
番組恒例の観客からの質問コーナーで、「今一番大切にしたい言葉は?」と聞かれた林檎の答えは「実直」。
世間からの期待と自身が目指す音楽とのギャップに苦しんだ過去や、結婚・出産で音楽活動を休止して、母親という仕事の偉大さに目覚めた喜びも包み隠さずに語る。
そして、生後2カ月の息子の育児で慌ただしかったころに起きた9.11テロ(2001年)の映像に衝撃を受け、「社会との接点をなくしていた自分を恥ずべきと感じた」のが、音楽活動に復帰するきっかけだったと明かす。
林檎の今の実直さが最も表れているのは、やはり音楽だ。ライブでは「本能」「意識」「夢のあと」の3曲をジャジーなアレンジで熱唱する。