圏論勉強会

3月8日にNIIで圏論勉強会を開催することになった。特別ゲストもくることになりました。

詳細は、たけをさんの日記で
圏論勉強会

アブラムスキー派以外にも圏論で量子情報をやろうとしている人たちがいることを知れたのは良かった。

ボブクックの幼稚園児の為の量子力学について、意見を交わせたのも良かった。
Kindergarten Quantum Mechanics
http://web.comlab.ox.ac.uk/oucl/work/bob.coecke/VaxjoProc.pdf

ボブクックの定式化では、うまく物理を表せてないという意見で一致した。ダリアーノ達のアプローチ(圏論 with 量子論的な確率)は、ボブクックの方法のより良い改良になっていると思う。

ボブクックは、状態をヒルベルト空間の元であると定義したが、僕はC*代数で定義するのが良いと思っていたし、ダリアーノ達は状態をC*代数を更に抽象化して定義していた。

量子テレポーテーションするには、古典チャンネルがどうしても必要で、状態の転送をヤンキングで表すには、少し無理があるような気がする。

観測に伴う古典情報をどう扱うべきなのかについては、まだまだ議論が必要な気がした。

あと、彼らは、ラムダ計算に興味をしめしていました。セリンガーの論文を勉強中らしいです。